散骨代行業者や粉骨業者のホームページを見ると、焼骨の写真や粉骨後のご遺骨の写真を掲載している場合があります。ホームページの内容を充実させ、リアリティを持って訪問者に見てもらうために、遺骨実物の写真は効果があるかもしれません。また、ご遺骨は一見してどなたのものか判別できないことも、ご遺骨の写真が掲載される背景にあるのでしょう。

ただ、日々ご遺骨に接する粉骨業者などとは異なり、一般の人はご遺骨を目にすることは日常生活では滅多にありませんので、中にはご遺骨の写真を目にしたくないという方もおられると思います。また、何よりもご遺骨は1柱1柱が現実に生きておられた人であり、亡くなって遺骨になられたからといって多くの人の目に触れさせて良いものとも思えません。ご遺骨はどなたのものか一見して判別できるものではありませんが、それでも生きていた方と同様に接すべきものとINORIは考えています。

したがって、弊社ではご遺骨実物の写真はホームページ上で一切公開しておりません。焼骨はもちろんのこと、粉骨によってパウダー状になったものについても実物写真の掲載は控えさせていただいております。粉骨工程の説明のページでも、写真は遺骨同等の硬さをもった物を粉末状にしたものの写真をダミーとして使っており、ご遺骨の写真は掲載しておりません。

したがって、お客様からお預かりしたご遺骨の写真をホームページに掲載することは一切ございません。他社様に関して口出しをするつもりはございませんが、弊社の考え方として知っておいていただければと思います。