遺骨には六価クロムという有害物質が含まれていると聞きましたが大丈夫でしょうか?

ご遺骨には「六価クロム」という有害物質が含まれている場合があります。
「クロム」は錆びにくく安定している金属で、単体のクロムか化合物の「三価クロム」の形で地球の土中に広く存在しています。クロムや三価クロムは、水や湿気に対しても極めて安定しており無害です。人体にとっても必須元素であるためサプリメントなどに使われていることもあります。
一方、六価クロムは非常に強い酸化能力を持っており有機物と接触するとその有機物を酸化してしまいます。人体に対しては皮膚の炎症を引き起こしたり、癌の原因になることもあるのです。常温で気化することはありませんが、水に溶けやすいため注意が必要となります。六価クロム化合物の代表的なものは酸化剤やめっき等に使われるものです。また、かつては地盤強化剤と使用されていた時期があり土壌汚染の原因となりました。
焼骨に含まれる六価クロムの多くは、火葬場で柩を載せるステンレス製の架台に由来しているものと考えられます。架台をステンレス台からレンガ台に変更するなど火葬場側の対策が望まれますが現状では対策が進んでいるとは言えません。
このような実態を踏まえ、弊社では粉骨作業時に六価クロムの無害化処理を標準で行うことにしています。これは、お客様の安全に配慮することはもちろん、弊社作業スタッフの安全を確保するためにも必要な工程だと考えております。したがって、この処理は標準作業として行い基本サービスの中に含まれています。この無害化処理に伴いお客様から追加の料金をいただくことはございません。

誰もが安価に選択できる葬送の方法を模索中です。また法律・条例や社会的ルールが向かうべき方向についても日々勉強しています。