INORI(いのり)のサービスや散骨・粉骨に関するよくあるご質問をまとめました。
質問をクリックすると回答が表示されます。
散骨に関するルールやマナーについて
サービス内容について
現在のところ、ご遺骨の直接のお持ち込みは受付しておりません。
弊社への送骨は、弊社からお届けするゆうパックを利用した「送骨キット」でお願いしております。
弊社では粉骨作業へのお立会いは承っておりません。
粉骨・散骨のためにお客様から一時的にお預かりするご遺骨の保管場所や粉骨作業場所については、セキュリティの関係上非公開とさせていただいております(なお、本社住所ではご送骨の受取りや保管、粉骨作業等は一切行っておりません)。
お客様からの大切なご遺骨をお守りするためですので、何卒ご理解ください。
散骨日をご指定いただくことはできません。
弊社では海洋散骨代行サービスを安価にご提供するため、一定数のご遺骨が集まった段階でまとめて散骨を行わせていただいております。そのため、お申込み時に散骨日の目処をお伝えし、ご遺骨お預かりから1ヶ月以内に確定的な散骨日を改めてお知らせすることとしております。
詳しくは、「海洋散骨代行サービス内容・料金・ご利用方法」をご確認ください。
【注】現在、海洋散骨代行サービスは事情により新規の受付を中止しております。
弊社の粉骨サービスでは、他の方のご遺骨が混ざることはありません。粉骨に使用する機材はご遺骨一体の粉骨作業ごとに分解し、ネジや分解に使用する工具なども含め丁寧に洗浄・乾燥してから使用しています。機器に付着するご遺骨はごくわずかで、それらも出来る限り丁寧にお戻ししているのですが、目に見えないレベルの粒子が付着していることもあるので、丁寧な洗浄をしています。
焼骨には、ご遺骨以外に一緒に火葬に付されたもの(主に金属類等)の燃え残りが含まれています。弊社で粉骨をさせていただく際には、目視にてご遺骨以外の混入物を除去させていただいておりますが、完全に取り切れるとは限りません。またご遺骨に炭化した部分がある場合などは、これを取り除くことはいたしません。さらに、焼骨の色自体はさまざまで、表面だけでなく内部まであまり白くないような場合もあります。したがって、粉骨後のご遺骨が完全に「真っ白」になるということはないものとまずはご理解ください。
また、弊社では粉骨を白くすることを目的とした洗浄は行っておりません。水などによる洗浄ではご遺骨の細かい部分が流出してしまう可能性が否定できないからです。出来る限りご遺骨を失わないようにする弊社の考えに基づくものですのでご理解のほどお願いいたします。もちろん、ご遺骨ではない「汚れ」については手作業によって可能な限り除去をしております。
粉骨後のご遺骨の色は、自然な白色から灰色がかったもの、ベージュっぽいもの、少し黄色がかったものなどさまざまですが、きれいな白色になることも比較的多いです。ただ、弊社では粉骨後のご遺骨の色までは保証いたしかねますのでご了承ください。
ほとんど失われることはありませんが、粉状となったご遺骨のほんの一部が逸失してしまうことは否定できません。
弊社の粉骨サービスでは、ご遺骨を細かいパウダー状にさせていただいております。作業工程では、可能な限りご遺骨の飛散を防ぐ措置を行っておりますが、物理的に空気中に飛散してしまうご遺骨があることは否定できません。弊社では作業員の健康や周辺環境への配慮のため、集塵設備にて室内の空気清浄を行っておりますので設備内にご遺骨が入ることはご理解ください。また、粉骨を行う機材からのご遺骨は可能な限り徹底して回収しておりますが、目視できないような細かい粒子のご遺骨が入り込むことは否定できません。機材はご遺骨一体の作業ごとに分解・洗浄しておりますので、その際にご遺骨のほんの一部が流れてしまう可能性もございます。
なお、弊社ではご遺骨自体の水洗浄などは行っておりません。水洗浄などを行いますとご遺骨の大きな一部が流出してしまう可能性があるからです。骨壺のないのご遺骨の一部はすでに細かい粉になっていることが多く、水洗浄だとこれらが流出してしまうおそれがあり、これを防ぐための考えです。またご遺骨を白くする目的で炭化したご遺骨を取り除く等もいたしません。できるだけご遺骨をそのままお戻しするという弊社の考えによるものです。
粉骨作業によるごくわずかな逸失はどうしても避けられませんが、できる限りご遺骨が失われることのないように配慮しておりますので、何卒ご理解ください。
たしかにご遺骨には「六価クロム」という有害物質が含まれている場合があります。
しかしまず、ご遺骨に安置しているご遺骨に六価クロムが含まれているとしても、六価クロムは常温で気化することはなく心配はありません。ただし、ご遺骨に触れる場合や、自然の中にご遺骨を還す場合には、意識する必要があるでしょう。
「クロム」は錆びにくく安定している金属で、単体のクロムか化合物の「三価クロム」の形で地球の土中に広く存在しています。クロムや三価クロムは、水や湿気に対しても極めて安定しており無害です。人体にとっても必須元素であるためサプリメントなどに使われていることもあります。
一方、六価クロムは非常に強い酸化能力を持っており有機物と接触するとその有機物を酸化してしまいます。人体に対しては皮膚の炎症を引き起こしたり、癌の原因になることもあるのです。常温で気化することはありませんので、自宅に安置しているご遺骨などから問題が生じることはありませんが、水に溶けやすい点に注意が必要です。六価クロム化合物の代表的なものは酸化剤やめっき等に使われるものです。また、かつては地盤強化剤と使用されていた時期があり土壌汚染の原因となりました。
焼骨、特に残骨灰に含まれる六価クロムの多くは、火葬場で柩を載せるステンレス製の架台に由来しているものと考えられます。ステンレスは鉄とクロムの合金ですが、数十年単位で高温にさらされるうちに六価クロムが発生するものと考えられています。架台をステンレス台からレンガ台に変更するなど火葬場側の対策がされていれば六価クロムが生じることはありませんが、そのような施設ばかりでもありません。ただ、比較的新しい施設の場合ご遺骨に六価クロムが含まれない場合もあるようです。また、火葬炉内の灰よりも、集塵灰の方に高濃度の六価クロムが含まれているといわれています。
上記のように、乾燥した状態で常温に置いてある分には、六価クロムの害をさほど心配する必要はありませんが、ご遺骨が水に触れるような場合には、人との接触や環境汚染に注意する必要があります。これを踏まえ、弊社では粉骨作業時に六価クロム検査試薬にて六価クロムの有無を確認し、六価クロムが検出された場合には無害化処理を標準で行うことにしています。これは、お客様の安全や散骨時の環境配慮はもちろん、弊社作業スタッフの安全を確保するためにも必要な工程だと考えております。したがって、この処理は標準作業として行い基本サービスの中に含まれています。この検査や処理に伴いお客様から追加の料金をいただくことはございません。
(参照:遺骨には「必ず」六価クロムが含まれているのか? )
骨壺や骨箱などのご不要品については、弊社にて無料で処分させていただきます。処分の際にはお客様や故人様の個人情報が漏えいしないように十分に配慮させていただきますのでご安心ください。
粉骨作業においては、最初に目視にて異物の除去を行います。その際に貴金属類等の有価物がある場合はお客様に返却をさせていただきます。それ以外については弊社にて破棄をいたします。なお、目視にて確認できない程度に小さい異物に関しましては、結果的にご遺骨とともに粉砕することとなります。ご了承ください。
弊社では、お預かりするご遺骨の弊社到着後10日以内に、お客様宛てに粉骨後のご遺骨を発送しております。これは、特に乾燥処理などに長時間かかる場合もあるため、確実にご返却できるお約束として表記しているものです。
ご事情により「急いで粉骨して返却して欲しい」というご要望のあるお客様もいらっしゃいますので、その場合は出来る限り急いでお返しするように努めております。ただし、送骨キットの送付、お客様からのご遺骨のご送付、弊社からの粉骨後のご遺骨送付などにおきましては、運送日数も関係いたします。また、粉骨作業自体においても、六価クロム除去処理が必要な場合は液体噴霧により乾燥時間が必要となることもあります。
したがって、粉骨後のご遺骨到着日について「必ずこの日までに」というご要望がある場合は、事前にお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。なお、通常の作業日数をいただかない場合でも追加料金は不要です。
※ お急ぎの場合はゆうパックの到着希望時間を14時以降にご指定いただければと思います。14時よりも早い時間を指定されますとその時間に間に合わないために翌日の到着になる場合があるからです。場合により発送の翌々日の到着になってしまう場合がございますのでご留意のほどお願いいたします。
※ 早急にサービスご利用を希望される場合はクレジットカードでのお支払いがお勧めです。銀行振込でのお支払いの場合は銀行営業時間、営業日の関係で入金確認までに時間がかかる場合もございます(特に土日祝日をはさむ場合)。クレジットカードでのご決済であれば、お支払いは直ちに確認できますのでお急ぎの場合はお勧めです。
火葬したご遺骨にはさまざまな異物が混入しています。
例えば、棺に使われていた釘やタッカー針、歯科治療で使われていた金属類やセラミック類、その他医療用の金属類などです。
弊社では、遺骨の乾燥処理(標準乾燥・オプション乾燥)を行なった後に、目視にて異物を確認し除去しています。また、磁石による金属除去も行なっております。
さらに機械による粉骨を行なった後も、ご遺骨の状態を確認し、パウダー化されなかった異物が残っていないかどうかを確認しています。
したがって、機械粉骨といっても、手作業による粉骨作業と変わらないレベルの異物除去となっています。