≪目次≫
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散骨の基礎知識
- 散骨の法律や条例の知識 ~散骨時の注意点やマナーを知るために~(詳細版・随時更新)散骨は法律上違法ではないのかという疑問にお答えする記事です。刑法や墓埋法、地方自治体の条例などに照らし、法の趣旨に反しない散骨はどのようにして行われるべきなのか、また散骨のマナーについても詳細に解説しています。
- 散骨を自分で行うために必要な準備や手続きはどんなもの?散骨を自分で行う際、行政に対して行うべき手続きがあるのかどうか、また散骨に向けて行うべき準備はどのようなものなのかを説明しています。条例の有無を確認し、散骨場所を慎重に選定、きちんと粉骨した上でマナーを守って散骨しましょう。
- 散骨の歴史 ~かつて日本では散骨は珍しくなかった~平安時代の淳和天皇は自ら散骨を望みました。万葉集には愛する妻の遺骨を散骨する心情を美しく詠んだ和歌もあります。江戸幕府の宗教統制政策としての檀家制度が設けられるまでは、散骨は身近な葬送方法だったのです。
- 散骨の費用相場は?業者を利用する場合と自分で行う場合でいくら違うのか?散骨の費用相場をまとめた記事です。個人で行う場合と業者に依頼して行う場合の比較、また散骨方法の選択によって異なる費用の比較をしています。また散骨には該当しませんが参考までに樹木葬についても触れています。
- 散骨された国内外の有名人・著名人散骨をされた国内外の有名人・著名人を挙げてみました。散骨場所や散骨に至った経緯などについても書いています。
- 散骨は合法か違法かについての整理(簡易版)散骨は違法ではないのか、合法的に散骨を行うためにはどのような点に注意すれば良いのかについて、簡単にまとめた記事です。
- 散骨時に遺骨を細かく粉骨する必要があるのはなぜなのか。散骨をする前には、遺骨を1片2ミリメートル以下になるまで粉砕(粉骨)することが一般に推奨されています。それはなぜなのでしょうか。
- 散骨の条例による規制一覧表(簡易版)散骨を規制する法律は現在ありませんが、自治体によっては条例で散骨を規制している場合もあります。散骨を行う際には事前に確認をするようにしましょう。
- 散骨場所を選ぶ際の注意点まとめ散骨はどんな場所でもできるわけではありません。条例の規制、他人の権利や心情、環境などに十分に配慮して散骨場所を選びましょう。それが、穏やかに故人を見送ることに繋がります。
- 遺骨の粉骨・散骨と宗教遺体や遺骨の取扱いについて、多くの宗教では教義の問題として厳密な決まりを持っているわけではないようです。むしろ気候や風土、地域における慣習などによって左右されるものというのが事実だと考えられます。
- 他人の土地に勝手に散骨してはいけない (例えばテーマパーク内とか…)アメリカのとあるテーマパークでは敷地内に散骨をする人が後を絶たないとのこと。しかし他人の土地で許可なく散骨をすることは厳禁です。マナー違反というだけでなく、重い法律上の責任を負わされる可能性も否定できません。
粉骨の基礎知識
- 粉骨の方法(散骨準備・焼骨のかさを減らして自宅供養する)散骨準備や自宅供養でご遺骨のかさを減らしたいという方は、ご自分で粉骨することも不可能ではありません。このページではご自分で粉骨作業をする方法と注意点について説明しています。
- 粉骨は違法ではないのか?(死体損壊罪に該当しないのか?)粉骨は形式的には刑法の死体損壊罪に該当しますが犯罪は成立しないのでしょうか。散骨に関する適法性の議論はあるものの粉骨についてはあまり語られていないので記事にしてみました。
- 遺骨の粉骨・散骨と宗教遺体や遺骨の取扱いについて、多くの宗教では教義の問題として厳密な決まりを持っているわけではないようです。むしろ気候や風土、地域における慣習などによって左右されるものというのが事実だと考えられます。
- 粉骨のメリット焼骨を粉骨してパウダー状にすることにはいくつかのメリットがあります。容量が減ること、見た目が良くなることなどです。また、散骨をする場合には必ず事前に粉骨しておく必要があります。
- ご遺骨に含まれている異物の除去について焼骨後のご遺骨には、金属類・セラミック類などの異物が混入しています。INORIでは丁寧な異物除去作業によってできる限り純粋なご遺骨をお手元にお戻しするように努めています。
- 粉骨をする際に気をつけるべき6つの注意点ご遺骨を粉骨する際に注意しておくべき6つのポイントを説明します。弊社の粉骨代行サービスでも注意して作業している内容ですが、ご自身で粉骨される場合を念頭に注意点を挙げています。
- 粉骨前のご遺骨の乾燥についてご遺骨を粉骨する前には焼骨を十分に乾燥させておく必要があります。特に、お墓に埋葬されていたご遺骨については、長時間の乾燥処理が必要となります。また、カビなどの燃焼除去も必要です。
- 遺骨には「必ず」六価クロムが含まれているのか?遺骨(焼骨)には六価クロムが必ず含まれているというのは少し言い過ぎではないかと思います。基準値以上の六価クロムが含まれていない場合もあるからです。
- 粉骨を業者に依頼するメリット粉骨を業者に依頼するメリットは、きれいなパウダーになること、乾燥や有毒物質の除去、UV殺菌などの必要な処理が行われること、何よりもご自身で行う肉体的精神的負担を負わなくて済むことなどです。賢く比較して信頼できる業者を選びましょう。
墓じまいの基礎知識
- 墓じまいの現状と人口減少社会 ~次世代に問題を先送りしないために~墓じまいを行う人は増加傾向にあります。人口減少社会に突入した日本においては、多数のお墓を維持・管理することの意味を問う必要があるかもしれません。3、4世代しか眠っていない「先祖代々の墓」を継承していくことは、もしかしたら次世代への問題の先送りである可能性もあります。
- 墓じまいの方法 ~手順・手続から費用相場・トラブル事例まで~最近増加している墓じまい(改葬)の仕方についてまとめました。墓じまいを行う際の手順・手続から費用の相場、ありがちなトラブルを回避する方法など詳細に説明しています。
- 安く墓じまいをする方法は合葬墓の利用・自分で散骨墓じまいをできるだけ安く済ませるためには、墓地やお寺に早めに率直に連絡・相談すること、できることは自分ですることです。また、合葬墓の利用や散骨なども安価に行える供養の方法です。
無縁仏について
- 永代使用料を払ったのに無縁仏?少子高齢・多死社会の厳しい現実無縁仏は少子高齢・多死社会の中で増加傾向にあります。ここでは無縁仏の意味と自治体や墓地・霊園の対応方法、永代使用料や永代供養料の意味、散骨などの選択肢について説明しています。
葬送に関する意識の変化
- お墓は必要?墓地に関する意識 ~主要自治体での調査を参考に~墓に関する意識について、主要自治体で実施されたアンケート結果を参照しながら見ていきます。墓を必要としている人の割合、墓に関する不安、墓の取得・維持費用の実際と人々の考える適正価格とのギャップなどから、墓への意識の変化の背景を確認できるでしょう。
- 自治体は合葬墓の整備を推進すべき地方自治体が新たに合葬墓を整備しているというニュースを多く目にするようになりました。「家」のお墓にこだわらない葬送の形は少子高齢化社会における重要な変化です。
- お墓に関する保守的な考えは若年層ほど強いのかもしれないという話お墓に対する保守的な考えは実は若年層ほど強く、年配層はお墓の「普通」を変化させていく最先端に立っているのではないか、ということを書いています。
- お墓の悩みは墓じまい・散骨で解決できるか?お墓の維持管理が大変、お墓の承継者がいない、お墓参りや手入れができない、夫や妻と同じお墓に入りたくないなど、お墓の悩みはつきません。これらの悩みを解決する方法として墓じまいや散骨の有効性について記事にしました。
お墓や供養一般に関する知識
- お墓がない場合に遺骨をどうする?供養方法のまとめ実は、お墓を持っているという人が圧倒的多数というわけではありません。お墓がない人が遺骨をどうするのかについて、考えられる選択肢を挙げて説明します。今は、多様な葬送を選択することができ、それらに対する社会的な許容度も上がってきています。
- 遺骨の「処分」に困った場合に選べる方法は?経済的な事情などによって遺骨の「処分」に困る人もいます。従来のお墓を準備するにはお金がかかるのです。このような場合に採りうる金銭的負担を抑えた選択肢について考えてみました。
- 遺骨の粉骨・散骨と宗教遺体や遺骨の取扱いについて、多くの宗教では教義の問題として厳密な決まりを持っているわけではないようです。むしろ気候や風土、地域における慣習などによって左右されるものというのが事実だと考えられます。
- 遺骨は祭祀主宰者に帰属する 〜特にLGBTの終活に関連して〜葬送・供養に関するLGBTの抱える悩みはさまざまですが、中でも気になる遺骨の帰属に関して説明します。重要なのは祭祀主宰者の指定です。
- 火葬場で遺骨を持ち帰らない「ゼロ葬」は可能かゼロ葬とは、火葬を行った後、火葬場から遺骨を引き取らないというものです。しかし、収骨拒否ができる火葬場ばかりではありません。地域差以上に各火葬場の対応が問題になるので事前に確認することが大切です。
散骨・墓・葬送などのニュース
- 墓じまいで原状回復義務が免除される明石市の特例は効果を上げている明石市は市営「石ケ谷墓園」で墓じまいをする際の原状回復義務を免除する特例を実施することで、墓所の空きを確保することに成功しています。東京都も同様の特例を以前から実施しています。
- 川崎市が緑ヶ丘霊園に合葬墓を整備川崎市は「合葬墓(がっそうぼ)」と呼ばれる「有縁合葬型墓所」の整備を行うことを発表しました。これは市民意識の変化によって従来型の個別管理墓所を望む人が減少し、無縁化の心配がなく負担も少なくて済むような墓所を望む人が増えてきたことが背景にあります。
- 墓・葬送の新たなあり方を考える契機に ~主要自治体の約7割が無縁墓(無縁仏)の問題を抱えている~全国に無縁墓(無縁仏)は多数存在しています。主要自治体の公営墓地だけでも16,000基以上の墓が無縁墓となっています(2018.1現在)。無縁墓はもはや特殊な事例ではなく、身近に多数起こっている問題です。これを厄介な問題と捉えるのではなく、新たな墓や葬送のあり方を考え直す積極的なきっかけにすべきではないでしょうか。
- 高まる合祀型墓所へのニーズ ~苫小牧市の共同墓説明会は盛況、初日申請も42人~苫小牧市が新たに整備した合祀型墓所である共同墓には、市民からの高い関心が寄せられています。墓の継承者不在、あるいは子や孫に負担をかけたくないなどの想い、経済的負担などの点から、今後も安価に利用できる合祀型墓所の整備は全国で増加していくことでしょう。
- ふるさと納税の返礼品としてお墓の見守り・清掃を提供する自治体が増えているふるさと納税の返礼品としてお墓の見守り・清掃サービスを提供する自治体が全国で増えています。なかなか帰省できない人には便利なサービスであり、故郷の雇用を生む効果もありそうです。このようなサービスが増加しているのは、お墓の維持管理が大きな課題になっていることの表れでしょう。
- 「永代埋葬権」がふるさと納税返礼品に登場 ~長野県小諸市~長野県小諸市は、市営高峯聖地公園の合葬式聖地における「永代埋葬権」をふるさと納税の返礼品に加え、2018年2月20日から寄付金の受付を始めます。
- 横須賀市が終活情報登録伝達事業(通称:わたしの終活登録)を開始。終活ノート保管場所・墓所在地を死後開示して本人希望を実現。横須賀市は終活ノートの保管場所や墓の所在地など終活関連情報を登録し、本人の死後に開示する終活情報登録伝達事業(通称:わたしの終活登録)を2018年5月1日から開始することを発表しました。
- 無縁遺骨は10年で倍増。背景には貧困や家族観の変化。無縁遺骨は増加する一方で、この10年間の間に倍増しています。自治体の保管にも限界があり、合葬墓のスペースも足りなくなってきています。背景には貧困層の拡大や家族観の変化があるといわれています。定型的な供養への意識から解放され、多様な葬送を検討する機会が増えることが必要だと思われます。
- 自治体は合葬墓の整備を推進すべき地方自治体が新たに合葬墓を整備しているというニュースを多く目にするようになりました。「家」のお墓にこだわらない葬送の形は少子高齢化社会における重要な変化です。
- 埼玉県内初、樹木葬に特化した越生町の公営墓苑は2019年5月開設。町民以外も利用可。埼玉県越生町が県内初となる樹木葬墓苑を2019年5月に開設します。通称は五大尊花木墓苑で町民はもちろん、町民以外でもふるさと納税をすれば使用することができます。合葬形式の樹林葬も開設され使用料も安価に設定されています。合葬墓整備の方向は好ましいと思います。
- 川崎市の合葬型墓所が緑ヶ丘霊園に完成。5月に内覧会、7月に利用受付開始。川崎市初の合葬型墓所が緑ヶ丘霊園に完成しました。2019年5月には内覧会、7月以降には市営霊園からの改葬希望者の受付が始まります。市民のニーズに応えるものとして評価されるべきでしょう。
- 秋田市の合葬墓に対する寺院コメント「人生の価値を考えるとひどい」に批判が集中した件について公営の合葬墓の設置が増えています。秋田市では2018年に応募が殺到し、2019年に追加整備されました。永代使用料が1万7千円と安価であるため一部寺院から「人生の価値を考えるとひどい」との反発が出ましたが、このコメントに批判が集中しました。その背景を記事にします。
ペットの散骨・粉骨
- ペットの散骨と法律 ~特に散骨場所について~ペットの遺体は自分の土地に土葬することは問題ありません。また、ペットの散骨も人の場合と異なり法的な規制はなく、マナーを守れば問題なく行えます。
- ペットの火葬はどこでする?公営か民間か?返骨・拾骨可能かどうかに注意ペットが亡くなった時にどうすれば良いのか、特にどこで火葬をすれば良いのかについて説明しています。地方自治体の火葬場はペットの火葬をしてくれても返骨に対応していない場合が多いので注意が必要です。
INORIスタッフの日々
- 粉骨作業中は「無」になることを心がける粉骨作業中はあえて自分を「無」にするように心がけています。故人への想いはその人を本当に想うご遺族だけのものだからです。
- 粉骨することの意味粉骨をすることの意味はひとそれぞれです。散骨準備のため、また手元供養をするために嵩を減らすなどの他にも理由はあります。また、さまざまな故人への想いにそった方法はひとつではありません。
- 粉骨機材の洗浄・乾燥ご遺骨の粉骨作業を行った後は、必ず粉骨機材の洗浄を行います。ご遺骨が不潔というわけではありませんが、目に見えないような細かい粒子が機材に残りますので他の方のご遺骨と混ざらないように粉骨1回ごとに洗浄しています。
- 遺骨をお預かりすることに慣れることはありません粉骨のためにご遺骨をお預かりすることは、いつまで経っても緊張することです。大切なご遺骨をしっかりとお預かりし、丁寧に作業してお手元にお戻しするという基本的なことを、いつまでも緊張感を持ってさせていただこうと思います。
- 粉骨のご依頼が集中している時粉骨のご依頼をいただきましたら、弊社へのご遺骨到着から10日以内のご返送をお約束しておりますが、実績といたしましては3日程度で発送できております。ただ、ご依頼が集中している際にはもう少しお時間をいただくこともあります。お急ぎの際は事前にご相談くださいませ。
- 祈るということ。INORI(いのり)の意味。「祈る」ということに対する個人的な考えです。宗教的な意味ではなく、嘘偽りのない心からの強い願い、という意味で、屋号にINORIと入れているという話です。